スプレッドシートの便利なQUERY関数では、「group by」オプションを使うことで、列の値をグループ化して、グループ内の最大値や合計値を求めることができます。
この記事では、便利なgroup byオプションの使い方、使用用途に合わせた例を紹介していきます。
group byの基本の使い方
QUERY関数内で使用するオプション「group by」は、基本的に次のような表記で使います。
=QUERY(範囲,"select 列A, 集計関数(列B) group by 列A")
「group by」オプションを使う際には、集計関数が必要です。これは「group by」でグルーピングした列に対して、どう処理するのか命令を出します。集計関数には次のようなものがあります。
[table id=32 /]代表的な例
「goup by」オプションを使った代表例を紹介します。
次のQUERY関数では、同じカテゴリどうしをグルーピングして、PVを合計する例です。
=QUERY(A11:D17,"select C, sum(D) group by C",true)
count()でのgroup by の使い方例
count関数を使用することで、グルーピングした中での個数を算出することができます。
次の例では、同じ日付(B列)どうしをグルーピングして、各グループのデータ個数を表しています。
=QUERY(B11:E17,"select B, count(B) group by B",true)
avg()でのgroup byの使い方例
avg関数を使用することで、グルーピングした中での平均値を算出することができます。
次の例では、同じ日付(B列)どうしをグルーピングして、各グループの中でのPV(E列)の平均値を出しています。
=QUERY(B11:E17,"select B, avg(E) group by B",true)
max()でのgroup by の使い方例
max関数を使用することで、グルーピングした中での最大値を算出することができます。
次の例では、同じ日付(B列)どうしをグルーピングして、各グループの中でのPV(E列)の最大値を出しています。
=QUERY(B11:E17,"select B, max(E) group by B",true)
min()でのgroup by の使い方例
min関数を使用することで、グルーピングした中での最小値を算出することができます。
次の例では、同じ日付(B列)どうしをグルーピングして、各グループの中でのPV(E列)の最小値を出しています。
=QUERY(B11:E17,"select B, min(E) group by B",true)
sum()でのgroup by の使い方例
sum関数を使用することで、グルーピングした中での合計値を算出することができます。
次の例では、同じ日付(B列)どうしをグルーピングして、PV(E列)の合計を出しています。
=QUERY(B11:E17,"select B, sum(E) group by B",true)
【応用編】Group by と Where と Order by を使う方法
=QUERY(B4:C,"select B, sum(C) where C > 19 group by B order by sum(C) desc",false)[table id=31 /]
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