【スプレッドシート】Query関数のoffsetの使い方と例３つ

Gooleスプレッドシートで、データの上からいくつかスキップして表示したい場合に使える「Query関数のoffsetオプション」。例えばランキング表示しているデータの100位移行のデータを表示したいときにoffsetオプションが役立ちます。

このページでは、Query関数のoffsetの基本的な使い方と、offsetを応用した例３つを解説していきます。データの出し分け方法を知って、見やすいスプレッドシーを作成していきましょう。

Query関数のoffsetの基本的な使い方

GoogleスプレッドシートQuery関数のoffsetを使う基本形を紹介します。次のoffsetを使ったQuery関数は「上から指定した数だけスキップして表示する」という指示になります。

=QUERY(範囲, "offset 数")

より具体的に「A11:D17の範囲の行で、上から3つの行をスキップして表示」という指示を書いたものが次のQuery関数です。

=QUERY(A11:D17, "offset 3",true)

Query関数のoffsetの使い方例

①先頭2つの行をスキップするoffsetの使い方

こちらは先程の「offsetの基本的な使い方」で説明したので解説は省略します。

=QUERY(範囲, "offset 数")

=QUERY(A11:D17, "offset 3",true)

②最下位2つの行をスキップするoffsetの使い方

Query関数の中で「order by 列 asc」を指定することによって、指定した列を昇順に並べ替えて出力できます。ここにoffsetオプションも合わせると次のようなQuery関数になります。意味は「昇順に並べて上から指定した数だけスキップして表示せよ」です。

=QUERY(範囲, "order by 列 asc offset 数")

「A11:D17の範囲の行の中で、D列を昇順に並べ替えたときの、上3つの行をスキップして表示せよ」という指示の、offsetを使った具体的なquery関数は次のようになります。

=QUERY(A11:D17,"order by D asc offset 3")

下のデータの例だと「PVの少ない順に並べ替えたときの、上から3つの行をスキップして表示」という意味になります。

③最上位2つの行をスキップするoffsetの使い方

Query関数の中で「order by 列 desc」を指定することによって、指定した列を降順に並べ替えて出力できます。ここにoffsetオプションも合わせると次のようなQuery関数になります。意味は「降順に並べて上から指定した数だけスキップして表示せよ」です。

=QUERY(範囲, "order by 列 desc offset 数")

「A11:D17の範囲の行の中で、D列を降順に並べ替えたときの、上3つの行をスキップして表示せよ」という指示の、offsetを使った具体的なquery関数は次のようになります。

=QUERY(A11:D17,"order by D desc offset 3")

下のデータの例だと「PVの多い順に並べ替えたときの、上から3つの行をスキップして表示」という意味になります。