QUERY関数でWHERE条件を複数指定する方法には大きく2種類あります。
- AND(かつ)の意味で複数指定する
- OR(または)の意味で複数指定する
この記事ではQUERY関数のWHERE条件「AND」「OR」それぞれの指定方法を、例とともに解説しているので、山行にしてみて下さい。
[su_box title=”QUERY関数の基本”]=QUERY(範囲,"SELECT * WHERE 条件",見出し)[su_table]
範囲 | QUERY関数で検索するセル範囲。 |
条件 | 範囲の中から欲しい条件を指定します。 |
見出し | 1行目を見出しとして出力するなら「TRUE」。見出しを出力しないなら「FALSE」と入力。 |
注意点 | ダブルクオーテーション(”)で囲った中でテキストを扱う場合は、 シングルクオーテーション(’)で囲う。 |
QUERY関数WHEREの複数条件①「AND」
AND条件は「AかつB」という意味の条件です。上図のように、AとBの条件が重なる部分になります。QUERY関数で各場合には次のような表現になります。
=QUERY(範囲,"SELECT * WHERE 条件1 AND 条件2")
データ例
[table id=2 /]関数例
=QUERY(A:D,"SELECT * WHERE C='転職' AND D<50,TRUE)
意味
カテゴリが転職かつ、PVが50未満の行を出力。
出力例
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QUERY関数WHEREの複数条件に②「OR」
OR条件は「AまたはB」という意味の条件です。上図のように、AとBの条件どちらか一方でも当てはまる状態です。QUERY関数で各場合には次のような表現になります。
=QUERY(範囲,"SELECT * WHERE 条件1 OR 条件2")
データ例
[table id=2 /]関数例
=QUERY(A:D,"SELECT * WHERE C='就活' OR D>50)
意味
カテゴリが就活、または、PVが50より上
出力例
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2018/01/02 | 履歴書の自己PRの書き方 | 就活 | 40 |
複数条件「AND」と「OR」を組み合わせたらどうなるのか
=QUERY(範囲,"SELECT * WHERE 条件1 OR 条件2")
データ例
[table id=2 /]関数例
=QUERY(A:D,"SELECT * WHERE C='就活' and D>100 OR C='転職'")
上記の関数は、下記のようにカッコ()で囲った場合と同じ意味になります。()を使って視覚的に理解しやすいようにするのもよいでしょう。
=QUERY(A:D,"SELECT * WHERE (C='就活' and D>100) OR C='転職'")
意味
カテゴリが就活かつPVが100より大きい、またはカテゴリが転職。
出力例
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